2年振りの開催となった今回は小立野寺院群の秘密に迫りました。
波着寺では戦の神様「飯縄権現」に会いに。白狐を供する天狗相の猛々しいお姿でした。山岳信仰の一つで、山伏たちは予言をなし富をもたらす小さな狐を操る呪術をマスターしていたとか。上杉謙信をはじめ、多くの武将に支持されるも天下泰平の世にあっては邪教として衰退の一途を辿ったそうです。
また、波着寺の秘仏とされるご本尊「十一面観音」はなんと3年後の令和6年に33年に一度の御開帳が行われるそうですよ。これは見逃せませんね。
善徳寺の「飛天欄間」にもご注目。天界の飛天と極楽浄土の迦陵頻伽、住む世界が違う存在を同時に拝める不思議な世界観でしたが、芸術作品としては大いに見応えのある逸品です。それに天徳院の雲中供養菩薩を加え、「天を舞うシリーズ」三体を楽しんだツアーでした。国宝とされる雲中供養菩薩は是非、宇治の平等院鳳凰堂で本物を見て来てくださいね。雲中供養菩薩に迎えられ、迦陵頻伽が唄う極楽浄土に行けるよう、日々精進していきましょう!さあ、来年も一緒に奇妙なお寺たちへGO!
   教養部副部長 才田治奈